治療方針
・できる限り動物に負担のない、痛みの少ない治療を行います。
・見る、触る、聞くなどの基本的な身体検査を重視し、そこから必要な検査を絞ります。
・検査・治療・手術の際は飼い主様とよく話し合い、不必要な検査は行いません。
・動物の状態をよく考え、現時点でより良い治療法を一緒に考えます。
・処置、検査についてはできる限り飼い主様の目の前で行います。
(処置が苦手な方は、待合室にてお待ちいただいております)
・当院では治療できない難治性疾患の場合、2次診療施設(専門病院、大学病院)などへ紹介いたします。
治療の流れについて
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初診
検診を行います。
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問診
現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。
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カウンセリング
各種身体検査、検査結果のご説明、疾患についてのご説明を行います。
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治療計画の立案
治療方法のご提案、ご説明、費用、ご希望をお聞きした上で治療の決定を行います。
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治療
必要な治療を行います。
よく見られる疾患
猫の特発性下部尿路疾患
よく見られる症状:トイレに何度も行く、トイレの中で排尿姿勢のままじっとしている、血尿 など
代表的な治療:抗生物質、止血剤、消炎剤の投与、食事変更など
犬の膿皮症
よく見られる症状:皮膚に赤く湿疹ができている、痒みがみられる、円形のフケがみられる
代表的な治療:抗生物質の投与、シャンプー療法、外用など
ウサギの臼歯不正咬合
よく見られる症状:食欲が低下する、口を頻繁に動かす、便の量が少ない、など
代表的な治療:臼歯の切削・不正咬合の矯正、食欲低下に対する内科療法など
猫の慢性腎不全
よく見られる症状:飲水が多い 尿量が多い 嘔吐が多い 元気がない 食欲がない など
代表的な治療:(急性期)入院点滴 (慢性期)皮下点滴、内服、食事療法、腎性貧血に対する治療 など
犬の子宮蓄膿症
よく見られる症状:飲水量が多い 嘔吐や下痢 発情出血から2カ月以内 陰部から排膿 元気食欲の低下 など
代表的な治療: 外科手術(卵巣子宮摘出術) 抗生物質の投与 点滴など
犬の乳腺腫瘍
よく見られる症状:乳腺のしこり 乳頭部からの出血 未避妊 など
代表的な治療:外科手術(乳腺腫瘍摘出+卵巣子宮摘出術) など
糖尿病
よく見られる症状:飲水量が多い 食べるのに痩せてきた 毛づやが悪い 後ろ足が弱い など
代表的な治療:インスリン療法 点滴 食事療法 など
犬の甲状腺機能低下症
よく見られる症状:毛づやが悪い 運動を嫌う 太ってきた 悲しそうな顔をしている など
代表的な治療:ホルモン療法(甲状腺ホルモン補充) など
犬の慢性心不全瘍
よく見られる症状:咳(特に夜間の空咳) 元気がない 散歩中に止まる 疲れやすい など
代表的な治療:内科療法(複数の薬) 食事療法 (重症)外科手術(専門医への紹介) など
猫の喘息
よく見られる症状:咳 呼吸速迫 急激な呼吸困難 など
代表的な治療:ステロイド療法 気管支拡張剤 など
当院での検査・治療
- 犬の避妊・去勢手術
いつ行うの?:生後半年から可能です
なぜ行うの?:多くの場合は将来の病気を予防する目的で行われます。また、発情や排尿の仕方など、
性ホルモンにかかわる行動を抑制する目的でも行われることがあります。
どのように手術する?:
全身麻酔ののち、オスの場合は精巣、メスの場合は卵巣・子宮を摘出します。
オスは日帰り、メスは1泊入院となります。
手術後はどう過ごす?
当院の手術の場合、特別な縫合法を用いますのでエリザベスカラーや術後服の必要はありません。
基本的に内服薬、外用薬ともに必要はありません。(術後の再手術は0です)
抜糸が2週間後にありますので、1回の通院で終了です。(途中通院はありません)
※現在、大型犬の手術は行っておりません。
- 猫の避妊・去勢手術
いつ行うの?:生後半年から可能です
なぜ行うの?:犬の場合と同様、多くの場合は将来の病気を予防する目的で行われます。
猫の場合、発情抑制やオスのスプレー行動などの問題行動を抑制する目的でも
行われることがあります。
どのように手術する?:
全身麻酔ののち、オスの場合は精巣、メスの場合は卵巣を摘出します。
オスは日帰り、メスは1泊入院となります。
手術後はどう過ごす?
当院の手術の場合、特別な縫合法を用いますのでエリザベスカラーや術後服の必要はありません。
基本的に内服薬、外用薬ともに必要はありません。(術後の再手術は0です)
傷をなめてしまっても、問題はありませんので、手術後も自由に生活ができ、
エリザベスカラーや術後服、投薬などのストレスはほとんどありません。
メスの場合は抜糸が10日後、オスの場合は抜糸は必要ありません。